NYを歩こう!おしゃれエリア、ブルックリン編
NY REPORT「NYを歩こう!おしゃれエリア、ブルックリン編」
最近よく聞く「Brooklyn(ブルックリン)発」という言葉。どうして今ブルックリンが注目されているのか、気になりませんか?
今回は様々なジャンルのアーティストが集まり、新しいアートやプロダクトが生まれているブルックリンについて、紹介したいと思います。
ブルックリン地区って?
マンハッタン区、クイーンズ区、ブロンクス区など、全5つの行政区からなるニューヨークシティのなかで、近年、最も注目を集めているのが、マンハッタン島のイーストリバーを挟んだ東側に広がるブルックリン区。
もともとは、治安が悪く、貧困層が多く住む地区というイメージだったブルックリンに大きな変化が表れたのは、実はここ10年ほどのことです。
治安の悪さと引き換えに、家賃や物価がマンハッタンの中心部よりも安かったブルックリンは、駆け出し中のデザイナーやアーティストなど、お金の無いクリエーターたちが住むには絶好の場所でした。
ココから、さまざまなプロダクトが生まれ、新しい流行の発信地として、ウィリアムズバーグを中心に少しずつ「おしゃれなエリア」として注目されるようになったんです。
ちなみに、ニューヨークでは、家賃の安い地域にアーティストや若者が移り住んで、最先端の町として認知される、というサイクルは常にどこかで起こってます!
たとえば、 数年前にNYおしゃれエリアとして話題になったSOHOとか。
ブルックリンの魅力
ブルックリンの持ち味は、のどかで気張らない雰囲気と手作りを重んじるところ。
というのも、ブルックリンのものづくりは、大量生産やマーケティング偏重ではなく、地元志向・手仕事重視で、生活者の目線に近いからです。
流行に踊らされない消費者から根強い支持を受けていて、ここに住みたい!という若者が増えてます。私もウィリアムズバーグに住もうか迷ってますw
ブルックリン発のブランド
ブルックリンチャーム(BROOKLYN CHARM)
2014年に東京・原宿に第1号店をオープンしたこのお店は、自分の好きなパーツを組み合わせて、自分だけのオリジナルアクセサリーが作れる。
スタンレー&サンズ(STANLEY&SONS)
日本でも取り扱われているブルックリン発のバッグ・エプロンメーカー。ブルックリンにて全て手作りで作られています。
このブランドオーナーは、元々はマンハッタンのアパートの地下室で、近しい友達のために鞄を作っていて、それがたちまちそれが評判になったそう。
で、オーナーが周囲の要望に応えて本格的な生産をするために、『スタンレー&サンズ』を立ち上げたのが始まり。
Made to Last(一生モノ)を理念に掲げるこのブランドの鞄は、分厚い帆布に、これまた分厚いレザーのハンドルを、ステッチではなくリベットで打ち付けて留めるという、丈夫な作りで、どっしりとした素材感と、長年の使用に耐える頑丈さが特徴。
Made in Brooklyn
メインストリートにはオシャレなショップが多く建ち並び、その外れには面白いモノづくりを行っているファクトリーが数多く軒を連ねているブルックリン。
多種多様なアーティストたちが、日々新しいなにかをこの街で生み出しています。
このブルックリンで生まれた作品たちが、街のイメージをつくり、グローバルに発信していくこのプロセスに、これからの日本のモノづくり”Made in Japan”が学ぶべきヒントがあるような気がしました。