【母娘台湾ふたり旅】台湾大好き娘のおすすめ台北観光プラン2-2
前回は【母娘台湾ふたり旅 2日目】台北観光プラン(龍山寺・剥皮寮)を紹介しましたが、
こちらも1日で1000件を超える訪問数があり、驚きと嬉しさでいっぱいです٩( ,,˘ ³˘)♥
今回は前回の続き、2日目の台北観光プラン(故宮博物院)について紹介したいと思います!
中国王朝の至宝がズラリ!『故宮博物院』
龍山寺を満喫した後は、ここに行かなきゃ台北観光したとは言えない!というくらい有名な観光名所、故宮博物院へ。
故宮博物院への行き方
台北市内から故宮博物院へ行くバス路線があるので、バス1本で行くことも可能ですが、基本は台北MRTで故宮博物院の最寄り駅まで行って、そこから市営バスに乗り継ぐのが一般的です。
ここでは、一般的な行き方(台北駅から故宮博物院への行き方)を紹介しますね。
まず、台北駅からMRT淡水線に乗り、士林駅まで行きます。
士林駅の改札口のところにバス停への行き方(地図)が貼られています。(徒歩2分くらい)
私は、最初に来たバス(広場前にとまる「故宮博物院」行き)に乗りましたが、乗るバスによって、 降車するバス停が2つあります。
博物館の目の前で停まる「故宮博物院(正館)」と、博物館前の広場の前で停まる「故宮博物院」の2つです。
淡水線 「士林」駅 → 故宮博物院 正館
中興巴士 紅30路線(故宮博物院正館 行き)
博物館の入口まで行くので、広場手前から歩きたくない人はこちらのバスが便利です。
ただ、次に紹介するバスに比べて本数が少ないんですよね。
淡水線「士林」駅 → 故宮博物院
中興巴士 304路線(故宮博物院行き)
815路線(故宮博物院行き)
首都客運 255路線(大崙尾山行き)
小18路線(聖人瀑布行き)
小19路線(平等里行き)
こちらは、博物館前の広場の前まで行きます。
私はこちらで降りましたが、有名な『天下為公』の門をくぐって、博物館に向かうので、それまでの道のりも楽しめました。(徒歩3分ほど)
#名所 #観光 #trip #travel #台北 #台湾 #故宮
運賃について
運賃は、15台湾ドル(60円くらい)。
降りるときに運転手の隣にお金を入れるボックスみたいなのがあるので、その中にお金を入れます。
ここで注意したいのが、お釣りは出ない!こと。
台湾のバスは、現金で支払う場合、お釣りは出ないんです。
私は50台湾ドルしか持っていなかったので、母と合わせて30台湾ドル支払い、お釣りの20台湾ドルは運転手さんへのチップにしました。
ちなみに、悠遊カードを利用すると、もっとお得に故宮博物院へ行けます。
というのも、MRTからの乗り継ぎで8台湾ドルの割引、MRT運賃2割引になるから。(悠遊カードだと乗車時と降車時にピッと読み取り機に軽くタッチすれば自動的に運賃が引き落とされます。)
今回はバスでの行き方を紹介しましたが、最寄駅の士林からタクシーで故宮博物院へ行っても、150台湾ドル(500円くらい)と安いので、数人で行く場合や時間重視の時はタクシーを利用してもいいと思います。
次に、知っておくと故宮博物館をもっと楽しめる(はず)!情報を紹介します。
故宮博物院をもっと楽しむ方法
故宮博物院設立の歴史を知るべし!
これらの美術品たちは、1931年に満州事変による戦火を避けるため、南京に移されました。
その後、四川省に避難し、太平洋戦争が終わった後、再び北京と南京に戻されました。
そして、蒋介石率いる国民党と毛沢東率いる共産党との内戦で、国民党は拠点を台湾へ移します。
この時、蒋介石は厳選した貴重な文物を一緒に台湾へ移すことを決断し、1948年に多くの宝物が海を渡って台湾へ運び込まれたんです。
台北に着いた宝物は17年間もの間、倉庫に保管されていましたが、1965年に故宮博物院が建設され、やっと陽の目を見ることができました。
中国文化財の収蔵数世界一を誇る故宮博物院は、フランスのルーブル、アメリカのメトロポリタン、ロシアのエルミタージュと並び世界4大博物館の1つに数えられているんです。
必見の5大宝物を鑑賞すべし!
展示室は1階から3階で、文物は時代順にカテゴリーに分けられて配置されています。
日本語の音声ガイド(100元・別にデポジット必要)を使うと、文物の情報と背景をより深く知ることができるので、詳しく知りたい方は音声ガイドを利用するのがおすすめですよ。
おすすめの鑑賞ルートは、まず本館1階西側102室のオリエンテーション・ギャラリーで、中国の歴史を早分かりで理解した後、3階から2階、1階と下りていくルート。
というのも、必見秘宝は3Fにほぼ全て集まっているので、時間があまりない方は3階にから見て行った方が、見逃しリスクを減らせると思います。
301室:『毛公鼎』
周末期に作られた獣を模した3本足を持つ祭礼器具で、器の内側に刻まれた500文字の銘文は現存する銅器の中で最も長く、歴史的資料として高い価値を持っているそう。
302室:『翠玉白菜』と『肉形石』
最も人気が高い2大至宝。(写真はアップで撮ったからわかりにくいと思いますが、)初めて見るとその小ささに驚くと思います。
#台北 #taiwan #taipei #Trip #故宮 #白菜 #博物館
翠玉白菜は清の第11代皇帝光緒帝の后、瑾妃の嫁入道具として紫禁城の永和宮に飾られていたもの。
白菜の形をしたヒスイ輝石にキリギリスとイナゴの彫刻が施されているのですが、白菜は清廉潔白を、キリギリスとイナゴは子孫繁栄と多産を意味しているそう。
『肉形石』は3層に分かれた天然石に彩色と加工を施し、豚の角煮そっくりに仕上げた置物。
皮、脂身、赤身肉の本物のような質感は見事ですし、皮の表面には細かな毛穴まで再現していて、驚きました!
美味しそう〜!本物みたい!って感じで、何度見ても感動してしまいます。
要チェック:『故宮南院』開館
実は、残念なことに、今回『肉形石』は見ることができませんでした。
理由は、2015年末に嘉義県太保市に国立故宮博物館南部院区が開館され、肉形石はこちらに展示されていたから。
展示品は時期よって変わるので、故宮観光の際には、事前に展示品のチェックをしておくと良いかもしれません。
たまたま私が行った時は、翠玉白菜があって、肉形石はなかったです。
304室『雕橄欖核舟』と『彫象牙透花雲龍紋套球』
清代に作られた『雕橄欖核舟』は高さ1.6センチ、縦1.4センチ、横3.4センチという極小彫刻。
オリーブの種に8人が乗船する小舟を彫り、扉は開閉可能、船底には300字の細刻までされているんですが、気が遠くなるような細かい作業ですよね。
博物院では、顕微鏡みたいなのが設置されていて、細部まで見れるようになっています。
清の時代に作られたものなので、現代みたいな精密な道具など揃っていなかっただろうし、どんだけ手先器用なんだよ!って感じです。
『彫象牙透花雲龍紋套球』も清代につくられた作品。
1本の象牙から独自に回転する21層の球体を削った多層球で、中にある球の全てに透かし彫りが施されているそう。こちらも気が遠くなるような作業ですよね。
現在では制作不可能と言われる超絶技巧の象牙細工らしいです。
ミュージアムショップでおみやげをゲットすべし!
至宝をじっくり鑑賞した後は、ミュージアムショップでお土産探しをするのも楽しいと思います。
本館2階にはレプリカが充実している『玲瓏館』が、地下1階には広くて明るい『多宝格』があります。
人気のお土産は、やっぱり『翠玉白菜』と『肉型石』グッズ。
私も前に『翠玉白菜』のシールとハガキのお土産をもらいましたが、他にもストラップやマグネット、置物やアクセサリー、文具やTシャツ、お菓子に至るまで、これでもか!というくらい種類が豊富です。
ちなみに、ショップ横には郵便局があって、文物が印刷された記念切手を買うことができます。で、ここから郵便物を出すと、故宮博物院の風景印を押してもらえますよ!
お土産屋さんでハガキを購入して、郵便局のところで楽しそうに書いてる人たちが数名いました。記念に故宮博物院から自分宛ハガキを郵送するのも思い出になって、良いかもしれないですね(^ ^)
中国庭園「至善園」を散歩すべし!
至善園は故宮博物院の敷地内、天下為公牌坊の門のある大門広場の東側に広がる中国式庭園です。(月曜日は休園)
入口は展示エリア1階に続く外階段のすぐ横と、大門広場近くの正門の2カ所、博物院の入場券半券の提示で無料で入園できます。
中国宋代の庭園の景観を再現した園内には、筆洗池と龍池を中心に小川や散策路があるのですが、松凰閣や蘭亭などの中国風の建築物、四季折々の花々、山水画のような雰囲気の中を散策できるので、天気のいい日にはぜひ立ち寄ってほしい場所。
芸術に触れた後に、景色を楽しみながら庭園を一周するのも、心身ともにリフレッシュできて気持ちいいですよ(^ ^)
故宮博物院の営業時間
<開館時間> 8:30 ~ 18:30(金、土曜は、21:00まで)
<休館日> 年中無休
<入館料> 250台湾ドル(就学前の子供は無料)
*1月1日(元日)、元宵節(旧暦1月15日)、5月18日(国際博物館日)、9月27日(世界観光日)、10月10日(国慶節)は、入館無料
台湾のVenice!『淡水』で最高の夕日を眺める
故宮博物院に行った後は、士林駅まで戻り、そこから淡水線の終点『淡水駅』まで遊びに行きましょう!
『台湾で一番夕日が美しい場所は?』と現地の人に聞いたら、多くの人が台湾のベニスと呼ばれている『淡水(ダンシュエイ)』と答えると思います。
さて、淡水の紹介はまた、次回。
すいません、やはり故宮博物院の紹介だけで4000字超えちゃってました。
合わせて読みたい!